Aloha\m/
数日前の初雪がウソのように寒さが緩んだ日が続いていますね♪
寒いのは大の苦手だけれども、雪はもうちょっと降って欲しかったなぁなんて思います(´・ω・`)
さてさて今日は "ナウパカ" のお話☆
"ナウパカ" ってご存知ですか??
何かの神様? いえいえ違います。
ハワイの地名? いえいえそれまた違います。
"ナウパカ" ってお花の名前なんです(*´∇`*)
この "ナウパカ" には少し悲しくもあり切ないお話があります。
お花の形が変わっていて、花びらが下半分しかないんです( ; ゜Д゜)
上の半分には花びらがないのですよ。不思議でしょう??
扇を下に向けたような形と言うと、わかりやすいでしょうか!?
そしてこのお花は2種類あって海側に咲く "ビーチ ナウパカ(Naupaka Kahakai)" と山側に咲く "マウンテン ナウパカ(Naupaka Huahekiliuka)" があります。
形はやはり下半分だけの花びらで同じような感じなのですが、ビーチ ナウパカの方が少ししっかりした感じで、マウンテン ナウパカの方は優しく華奢な感じです☆
先程このお花には切ないお話があると言いましたが、この微妙な雰囲気の差はそのせいか!!と納得させられるようなお話なのです(*´-`)
いくつかある中の有名な2つのお話をご紹介します。
(お話に出てくる名前は諸説あるので省きます。)
その昔、身分の高い女性と身分の低い男性とが恋に落ちました。
もちろん身分の違いがある者同士の結婚は許されていませんでした。
ゆえに周りは大反対!!それでも2人は諦めることができません。
そこでカフナ(神官)の元へ行き、どうにかできないかと相談します。
しかしカフナは "ただただ祈りなさい" としか言いませんでした。
そこで2人は懸命に祈りを捧げてみることにしました。
すると、みるみる空は暗くなり雷雲が立ち込め、大雨に雷、そしてひどい風も吹き荒れました(´д`|||)
そこで2人は、これは叶うことのない願いなのだ、と悟りお互いを諦めることにしたのですが、その時に女性が頭につけていたお花を取って半分にちぎり、片方を男性にあげました。
その後、女性は山へ男性は海へと別れたのですが、それから山と海それぞれに半分だけのお花が咲くようになりました。
想いを残したままのお別れって凄く辛かったでしょうね( ノД`)…切ないわぁ。。。
そしてもう一つのお話です☆
その昔、深く愛し合う2人の男女がいました。とても幸せに暮らしていのですが "火の女神 ペレ" がその男性の方に一目惚れをしてしまいました。
嫉妬に怒り狂った "ペレ" は熱い溶岩を2人めがけて流し込み、男性を海側へ女性を山側へと離れ離れに押しやりました。
それでも満足いかない "ペレ" は2人を溶岩で焼き殺してしまおうとしましたが、2人を哀れに思った "ペレ" の妹たちが、2人それぞれをお花に変身させて守ってあげました。
それから山と海に同じ半分ずつのお花が咲くようになりました。
どちらも切ないお話ですよね(´;ω;`)
山に咲く "マウンテン ナウパカ(Naupaka Kahakai)" が華奢で海に咲く "ビーチ ナウパカ(Naupaka Huahekiliuka)" がしっかりした感じなのはきっと、そういうことだからでしょうね☆
そしてまたしてもここで "ペレ" が絡んでくるとはっ(笑)!!
さすが火の女神だけあってどのお話でも気性が荒いです。
そんなお話のある "ナウパカ" ですが、この2つのお花をそれぞれ合わせて1つにしてあげると雨が降る、と言われています。
離れ離れになった恋人たちの嬉し涙なんだそう(。´Д⊂)
そして "離れた恋人と再会できる" や "天国ではまた必ず一緒になれる" などの "恋愛成就" のおまじないとしても知られているそうです♪
切なくもありますが、神秘的なお花ですよね(*´ω`*)
昔の言い伝えだけれども、私はきっと本当のお話なんだろうと思います。
それでは今日はこのへんで☆
A hui hou\m/